【相手が何もしてくれなくても】
3月
21日
2009
作家・曽野綾子さんは、
「報いられるからやるのは商取引である。
人間は、報いられなくてもやる時に、
人間を取り戻すのである」
と言います。
<『失敗という人生はない』新潮文庫>
「相手が何かしてくれたら自分もしてあげる」などと、
相手から先に何かをして貰う事がまず頭にあったり、
また、自分がやった事を過大評価し、
その見返りを相手により多く要求するような気持ちでは、
人としての本当の喜びを味わう事は難しいと思いませんか。
日頃、何もしてくれない相手だったとしでも、
自分の方からは親切の限りを尽していきませんか。