【楽して儲けても】
6月
3日
2009
「いにしえの聖人は、
民に恵み与えることを得とみて、
民から取ることを損とみた。
今は、まるで反対だ」
=西郷隆盛=
西郷さんが明治時代に嘆かれた事が、
今の世の中にも変ってないっていうのが、
非常に悲しいですね。
苦労を重ねて得た喜びと、
楽をして何かを得た喜びとでは、
どちらが嬉しいかは、
自分の胸に聞けば分かりますよね。
人の生き甲斐というものは、
人様の喜ぶ事を行う事にある以上は、
楽をして儲けても、
心からの喜びは生まれないようになっているんです。
「骨折り損のくたびれ儲けだった」などと、
言ったり思ったりする事は、明らかに錯覚であって、
自分自身を偽っているだけだと思うのですが。