日にち薬(ひにちぐすり)
7月
22日
2013
どんな悲しみや苦しみも、
必ず歳月が癒してくれます。
そのことを京都では
『日にち薬(ひにちぐすり)』
と呼びます。
時間こそが、
心の傷の妙薬なのです。
=瀬戸内寂聴:小説家、天台宗の尼僧=
人生生きておりますと、
本当に色々な事が起こりますよね。
自分にとって辛い事・悲しい事も、
もちろん起こって参ります。
しかし、
時間が経って改めて振り返ってみますと、
「あの経験があってこその今なのだ。」
と思える事ばかりではないですか?
そうなんです。
自分にとって必要な問題しか、
目の前には現れないのですから。
例え今は傷を負ったと思っているでしょうが、
必ず時間が癒してくれ、
また、時間の経過に因って良き事となります。
気持ちを引きずり過ぎず、
今日・今の目の前の事に精一杯を尽しましょうよ。