寺沢武一さん死去
9月
13日
2023
始めて寺沢武一さんの「コブラ」を読んだ小学生当時、
まるでアメコミの様な劇画タッチで、
それでいてストーリーも漫画の中の会話もお洒落な作品に、
子供ながらぶっ飛んだ記憶が蘇ります。
お体の事は以前から何かのニュースで知っておりましたが、
まさか３度も手術をされていたとは、、、、。
次の作品を楽しみに待っていたのですが、ひたすら残念で悲しいです。
ご冥福を心よりお祈り申し上げます。
店主
「コブラ」名言がネットにあふれる！寺沢武一さん死去「ノックするべきだったかな」「金メダルでオセロ」
9/12(火) 16:02配信
最終更新:9/12(火) 16:21
デイリースポーツ宇宙海賊が活躍するＳＦ漫画「コブラ」などで知られる漫画家の寺沢武一（てらさわ・ぶいち）さんが８日に心筋梗塞で死去していたことが１２日までに分かった。「寺沢武一作品公式」アカウント「ブイチギルド」がＳＮＳに文書を掲載し報告した。
文書は「寺沢武一ファンのみなさまへ（訃報）」と切り出し「漫画家・寺沢武一は２０２３年９月８日に永眠しました。３度の脳腫瘍の手術を経ても、コブラその人のような生命力で生き抜いてきた寺沢武一でしたが、今回は本人も不意打ちを食らってしまったのでしょう。心筋梗塞でした。」と詳細を伝えた。「ここに生前のご厚誼に深く感謝し、謹んでお知らせいたします。なお、葬儀は家族のみで行います。寺沢武一の冥福をお祈りください。」とファンにメッセージを送った。
寺沢さんは１９７６年に上京して手塚治虫さんに師事。「大地よ、蒼くなれ」で手塚賞佳作。７８年に「コブラ」でデビューした。同年１１月から週刊少年ジャンプで「コブラ」の連載を開始した。紙の原稿にペンを入れるのが当たり前だった８０年代初頭からパソコンでのマンガ制作にも着手。９２年には世界初のフルＣＧ漫画「タケル」を発表した。０３年には９８年に脳腫瘍を患ったことを公表していた。
葉巻をくわえ、左腕に仕込んだサイコガンとリボルバーのマグナム、強靱（きょうじん）な肉体を駆使して戦う宇宙海賊コブラ。登場する女性キャラはセクシー度満点、少年誌とは思えない露出度だ。アメコミを思わせるタッチは唯一無二だった。アニメ版では野沢那智さんが声を担当。どんなピンチでもジョークを忘れないコブラのしゃれたせりふは少年たちに「大人」を意識させた。
寺沢さんの訃報を受け、ネットには「コブラ」の名言があふれた。「オレがオリンピックにでれば金メダルでオセロができるぜ」、「右の頬を打たれたら、左の頬を差し出せ」という神の教えを説かれた後には「じゃあ右の胸を撃ち抜かれたら左の胸を差し出せというのかい？ごめんだね。」、敵の宇宙船に侵入した際には「あなたゲーブルじゃないわね」という女性通信員に対して「君だってビビアン・リーじゃないだろう」という、映画「風と共に去りぬ」の知識がないとまったく分からないやりとりもあった。
ネットでは宿敵とのやりとりを思い出すファンが多数。サイコガンをぶっ放した後「ノックをするべきだったかな」と言ったコブラに対してクリスタル／ボーイが「いいさ、オレときさまの仲だ」と返す場面が大人気だった。
